年越しそば

もう早いもので年末ですね。

コロナ禍も今のところ落ち着いていますが、まだまだ油断できないですよね。

早く収まってくれることを祈るばかりです。


ところで年末と言えば「年越しそば」ですが、なぜ大晦日にはおそばを食べるのでしょうか?

ちょっと調べてみました。



大晦日の夜にそばを食べるという習慣は江戸時代中期ころと言われています。

そのころには縁起が良くて健康にもいいということで「みそかそば」「節分そば」といって、毎月月末や季節の変わり目にはおそばが食べられるようになっていたそうです。

「みそか」とは月末のことで、「節分」とは立春、立夏、立秋、立冬のことです。

中でも旧暦の立春の前日は12月末日(大晦日)ということもあり、特にこの日食べる年越しそばの習慣が残ったのかもしれません。


おそばが健康にいいっていうのはよく聞く話ですが、どんな効果が期待できるかはまた次回。

ここでは年越しそばを食べる意味を調べました。

  1. そばは細く長く伸びるので、寿命を延ばすという願いを込めた説。
  2. 家族の縁が長く続くようにと願いを込めた説。 
  3. そばは切れやすいので、一年の苦労や厄災をさっぱり断ち切って新年を迎えるという説。
  4. 蕎麦が五臓の毒を取ると信じられていたことに由来するとの説。 
  5. 金銀細工師が、散らばった金粉を集めるのにそば粉を使っていたことから、金運を呼ぶという説。
  6. 鎌倉時代、博多の承天寺で、年を越せない町人に「世直しそば」と称してそば餅をふるまったところ、翌年から運が向いてきたので「運そば」と呼ばれて大晦日に食べるようになったという説。
  7. ソバが打たれ強い植物である事から、健康の縁起を担ぐ説。 また薬味のネギも、心を和らげるという意味の「労ぐ(ねぐ)」や、神職の「祢宜(ねぎ)」に掛けたゲン担ぎであるともいわれています。

ということはまとめると、

無病息災、家内安全、商売繁盛、ついでに恋愛成就もつけときましょう!

こんなにご利益が期待できるのならそりゃあみんな食べますよね。


ということで「門前茶屋かたたや」では12月31日の大晦日は営業時間を延長して21:00まで営業いたします。

ぜひ今年の年越しそばは「門前茶屋かたたや」にてお召し上がりください!!


そして、そんな縁起のいい年越しそばを食べた後は、お隣の東門院にお参りすればさらにご利益が授かるかもしれません。


十割そば 門前茶屋かたたや

築190年(天保2年築)の古民家そば屋 石臼挽きのそば粉を使用した打ちたて、茹でたての十割そばのお店です。